ヒトサイタイ間葉細胞順化培養液は臍帯由来の間葉細胞を使用した培養液です。
臍帯由来の幹細胞は未分化で増殖しやすい幼若な細胞が多く、その培養液には他の幹細胞培養液と比べて多種類、高濃度のグロースファクターが含まれています。
ヒトサイタイ間葉細胞順化培養液
臍帯由来のヒト幹細胞培養液
幹細胞とは
幹細胞は
①分裂して自分と同じ細胞を作る(自己複製能力)
②別の種類の細胞に分化する(多分化能力)
上記2つの能力を持った細胞で、絶えず分裂(分化)を繰り返します。
幹細胞は、私たちの身体のさまざまな箇所に存在しており、医学、医療分野でも応用されているのが「間葉系細胞」と言われる細胞です。
間葉系細胞
細胞は分化が進むと内胚葉、中胚葉、外胚葉という細胞に分化していきます。
内胚葉と外胚葉の間の中胚葉の細胞を間葉系幹細胞と言います。
全ての間葉系細胞は、臍帯由来の間葉系細胞が分化した間葉系細胞です。
細胞と間葉系細胞の数
人の身体は60兆個の細胞から出来ていると言われています。
ですが、永遠に60兆個の細胞を維持していけるわけではありません。
【天然の間葉系細胞が最強】
一般的な細胞と同じように加齢により間葉系細胞
の数は減りますが、間葉系細胞が圧倒的に多く存在
するのが臍帯(へその緒)です。
臍帯から採取される臍帯血には間葉系細胞が多く
存在しているため医療分野で使用されています。
抽出されて人工で培養された間葉系細胞ではなく、
まさに天然の間葉系細胞と言えます。
幹細胞培養液とは
幹細胞培養液とは、間葉系細胞を培養し幹細胞から分泌される栄養素を抽出したものです。
この幹細胞培養液が幹細胞コスメの化粧品原料として使用されています。
幹細胞培養液の働き
幹細胞培養液には、細胞に働きかける多くの成長因子(グロースファクター)やサイトカイン、細胞外基質含まれています。
グロースファクターの働き
グロスファクター(成長因子)は、細胞に情報を伝える「情報伝達物質」です。
全ての細胞にはレセプター(受容体)と呼ばれる特定の形をした「鍵穴」のような役割りを果すタンパク質が存在します。この「鍵穴」に合う「鍵」となる物質をリガンドといい、成長因子などのサイトカイン(情報伝達物質)がそれにあたります。
美肌へ導くグロースファクター
良質の幹細胞培養液
グロースファクターやサイトカインの量は、培養される幹細胞の種類や培養回数によって変化します。
最も優れた幹細胞培養液
幹細胞培養液には脂肪由来、歯髄由来、繊維芽細胞由来、骨髄由来、臍帯由来等の幹細胞を使用しています。
その中で最も優れた幹細胞培養液は臍帯由来の幹細胞培養液と言えます。
臍帯の間葉系細胞の特徴は「未分化」です。
分化していない細胞なので分化の速度が早く、分化の際に分泌される栄養素も豊富であることから、臍帯由来の幹細胞培養液が最も優れていると言えます。